スポーツとブランディング

プロサッカーチームは多額の移籍金を払って有力な選手を獲得します。
昨年はイギリスプレミアリーグのトップチームであるマンチェスター・ユナイテッドが日本人選手の香川真司をドイツのドルトムントから獲得し大きな話題になりました。
プレミアリーグはヨーロッパのリーグの最高峰と言われています。
スペインリーグイタリアリーグがこれに続きます。
これらのチームは世界中にサポーターを持っています。
そして世界のトップチームは自分のブランディングにも力を入れています。
例えばマンチェスター・ユナイテッドは香川選手の前には、韓国のパク・チソン選手をメンバーに入れていました。
パク選手は日本のJリーグでも活躍した有能な選手です。
しかしプレミアリーグにはパク選手レベルの選手はたくさんいて、必ずしも韓国人選手を獲得する必要はありません。
今回の香川選手についても、同じことがいえるでしょう。
マンチェスター・ユナイテッドはアジア戦略の一環として、アジア選手を獲得しているのは明らかです。
香川選手がマンチェスター・ユナイテッドに入団してから、NHKBSではその試合を放映するようになりました。
このことで、ユナイテッドは放映権料を得る一方で、日本中の視聴者に対し自分の宣伝をしてもらうことになります。
このことによるサポーターグッズの販売増はかなりの額になるでしょう。
また開幕前にはアジアツアーを行い、中国チームと対戦しています。
これも明らかに、アジア戦略です。
中国はユナイテッドにとって将来の大きな市場です。
そこに狙いを定めて着々と布石を打っているのです。
そして近い将来、ユナイテッドは中国人の有力選手を獲得するのではないでしょうか。
マンチェスター・ユナイテッドというチームはただプレミアリーグで優勝したり、ヨーロッパクラブ選手権で優勝することだけを考えているのではありません。
世界規模でのブランディングを考えて、着実に行動しているのです。
スペインリーグや、イタリアリーグでここまでの戦略をもって、経営に当たっているチームはありません。
例えばスペインのバルセロナは実力世界一といわれるチームです。
しかしアジア人選手どころかスペイン以外の国の選手も少ない純国産のチームです。
日本人選手でスペインリーグに獲得される選手がほとんどいないのをみても、彼らには、アジア戦略などあまり真剣に考えていないことがわかります。
最近アジアのサッカー界では、日本のサッカー教育が注目され、指導者が招聘されています。
Jリーグチームにもアジア戦略が必要です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

*